パスポート認証とは?
海外ビザ(在留資格)の取得や海外に銀行の口座を開設する場合、また最近特に多いのがマレーシアの長期滞在ビザ(マレーシアマイセカンドホームプログラム:MM2H)の取得のために、相手(金融機関や入国管理局)からパスポートの認証書類を添付するよう求められることが多くあります。
その際に、手続きにおいて当事者のパスポートを確認するわけですが、この場合パスポートの原本を送るわけにはいきませんのでコピーを送ることになります。そこで「このコピーは間違いなく当事者の正当なパスポートの原本をコピーしたものである」ということを第三者に認証してもらうことを「パスポート認証」と呼びます。
この認証を行うことができるのは法律で「弁護士」と「行政書士」のみとされています。
行政書士は行政書士法1条の2「事実証明に関する事項」に基づきコピーされた様々な書類を証明(認証)することを業務としていますが、パスポート認証もそのひとつということになります。
ただし、まれに手続きによっては弁護士による認証しか認めない場合や公証人によるもの、日本の外務省によるアポスティーユ証明を求めてくる場合もあります。また、パスポート認証は基本的に顔写真のついた見開き頁に対してのみ行いますが、まれに全頁に対して認証が求められる場合もあります。必要な認証書類がどういったものなのか必ず事前に確認して下さい。
※現在多い「MM2H」の手続きに必要なパスポート認証は行政書士によるパスポート認証+顔写真頁のみで問題ありません(H25.10月現在)。
必要なモノと期間
「パスポート認証」の手続きですが、当事務所では実際にパスポートの持ち主に本人と面談して間違いなく本人のパスポートであるという確認作業を経て行うのが原則です。当事務所にお越しいただけない場合は、こちらから相談者宅等へ訪問することも可能です。その際に確認させていただくものは以下の2つです。
- パスポートの原本(コピーは不可です)
- 本人確認のための書類(運転免許証等)
また、どうしても本人が用事等で面談ができない場合は代理人でもお受けしますが、その場合は以下のものを代理人に持参していただきます。
- 委任状+印鑑証明書 ※当事務所では委任状は本人の実印による署名押印を求めています。
- パスポートの原本(コピーは不可です)
- 本人確認のための書類(運転免許証等・・・この場合はコピー可)
- 代理人の本人確認のための書類(運転免許証等)
また、代理人申請の場合は本人に意思確認のため連絡を入れさせていただく場合があります。
※相手に送付する書類としてパスポートの全頁のコピーが必要な場合は、恐れ入りますがご自身でコピーしていただくようお願いします。当事務所で行うのは基本的に顔写真のついた頁のみです。
上記書類をお預かりしてパスポート認証の書類を作成いたします。通常は翌日にはパスポートの原本とともにお渡しいたします。
費用
- 通常 1件:7500円(税抜き)・・・1件とは認証するパスポートの数です。
- 訪問による認証の場合 1件:8500円(税抜き)
※対応可能な訪問場所・・・福岡市内及びその近郊上記以外の場所の場合はお問い合わせください。
※5件以上一括で認証を行う場合は、総費用から10%割引いたします。